京都美山NEWS

2025年11月4日 マンガ講座

11月4日に実施したマンガ講座では、「多角的な視点から作品づくりへの理解」を深めました。
みなさんにとって、作品に「好き」という感情が生まれる理由は何でしょうか。
絵の上手さだけでなく、「ストーリーの意図」が絵の中に込められているかが重要です。構成がしっかりしていれば、絵が完璧でなくても作品は成立します。
「かわいい顔」や「かっこいい顔」だけでは仕事として継続が難しく、構成力・伝達力・表現力といった総合的な力が求められることを学びました。

多角的な視点から作品づくりへの理解

◆画面づくりのポイント
黒塗り(ベタ)の量によって作品の印象が変化します。
また、衣装や色調も意識して使うことで、より豊かな表現につながることを学びました。

◆文字・吹き出し(オノマトペ)表現
・丸文字:柔らかい印象
・尖った文字:鋭さ・不快感・緊張感
文字の大きさや黒ベタの使い方でも感情や音を表現できます。
さらに、吹き出しの形やしっぽの描き方によって、声の大きさや話者を明確にできることを改めて確認しました。

画面づくりのポイント、文字・吹き出し(オノマトペ)表現

◆実践課題
好きな作品やキャラクターを題材に、4つのシーンを制作しました。
人物が描けなくても、〇などの記号だけで印象を伝えることができるという新たな発見もありました。先生の個別アドバイスを通して、表現の工夫や新しい気づきが多く得られました。

実践課題

◆スランプ対策
スランプに陥ったときは、経験を重ねること、そして自分の「フェチ」や「こだわり」を大切にすることが大切です。個性が薄れないよう、自分らしい視点を育てていくことの重要性を学びました。

◆受講者の声
「セリフや構図を考えるのが楽しかった」「オノマトペや吹き出し表現の奥深さを知れてためになった」「ミニキャラと人間表現の違いを学べて成長を実感した」「褒めてもらえてやる気が出た」「眠っていた創作意欲が目覚めた」 などの感想が寄せられました。

次回は台本づくりとストーリー構成について学びます。
多くの方に、この講座の魅力を知っていただければ幸いです。