美術講座は、絵を描くことや創作を楽しみたい人たちが、表現する喜びを味わいながらスキルを高めていくことを目的とした場です。
「自分の創作を深めたい」「デッサンの基本を学びたい」「知らなかった表現に出会いたい」——そんな思いを持つ方々が集まります。

今回のテーマは、
「思ったものを、表現できるようになるために——“観察する”ことを意識する」
でした。
紙コップを題材に、表と裏のわずかな手触りの違いや、紙の重なりによる段差、口をつける部分の構造と存在感などを丁寧に観察しました。
そして、絵画やイラストの基本でもある「楕円」の美しい描き方に取り組みながら、「重さ」「手触り」「質感」「存在感」を描写することを目指しました。形の測り方についても学びました。


講座の中では、自分の興味に沿った創作を進める参加者もおり、イラストや切り絵などの素敵な作品にお互い刺激を受け合うこともありました。